焼肉はだいたい失敗しないと思っている自分がいます。
なぜなら、肉は裏切りにくいからです。
ただし、会食や家族の外食になると話は別で、肉そのものだけでは勝てない瞬間があるんですよね。
空気。
席の距離。
店員さんの間合い。
そして、こちらの見栄と小さな弱さ。
営業をやっていると、相手が何を気にしているかを先回りして読むクセがつきます。
そのため、店選びも「味が良い」だけでは足りなくて、「この店なら場が崩れない」という保険を買いにいく感覚になります。
とはいえ、住宅ローンを抱えてアルファードを残クレで回している身としては、毎回ハイエンドに逃げるわけにもいかず、価格と雰囲気のバランスで胃が痛くなるときもあります。
見栄を張りたいのに、財布は冷静で、心は小心者。
この矛盾を抱えたまま「名古屋 焼肉」で検索し、結局は久屋大通や高岳あたりで、外さない店を探してしまうんです。
今回の「焼肉ホルモンあさひ」は、まさにその文脈に刺さった一軒でした。
東区 泉 焼肉という立地で、会食にも使えそうな落ち着きがありつつ、近江牛やホルモンという分かりやすい強みを掲げている。
そして、ランチもある。
焼肉 ランチ 名古屋で探している人にも、夜にしっかり焼きたい人にも入口がある店は、営業目線だと単純に助かります。
ただし、助かる店ほど、こちらの油断を誘うのも事実です。
予約が取れるから大丈夫。
カードが使えるから大丈夫。
駅から歩けるから大丈夫。
そうやって「大丈夫」を積み上げていくと、逆に小さな落とし穴に気づかない。
今日はその落とし穴も含めて、格好つけずに書きます。
自分がどこで迷って、どこで判断を変えて、どこで少し情けなくなったのか。
それも含めて、焼肉ホルモンあさひの輪郭だと思うからです。
【本文】
▼久屋大通から泉へ歩くとき、営業の脳が起動する。
久屋大通駅から泉方面へ歩く道は、派手すぎず、地味すぎず、妙に背筋が伸びます。
なぜなら、あのあたりは「ちゃんとして見える店」が点在していて、連れて行く側の責任が問われる空気があるからです。
そして、営業マンは責任に弱いです。
店の扉を開ける前に、頭の中で勝手にシミュレーションが始まります。
相手が上司なら、席はなるべく落ち着いた方がいい。
取引先なら、店員さんの声のボリュームが大事。
家族なら、子どもが飽きないテンポも必要。
そのため、東区 泉 焼肉というだけで少し構える自分がいて、同時に「ここで決めたら格好がつく」という浅い欲も湧いてくるわけです。
情けないですが、そういう人間臭さが自分のエンジンだったりします。
建物はT.Yビル。
入口で一瞬だけ「想像よりも店がコンパクトかも」と思いました。
ところで、コンパクトな焼肉屋って当たり外れがあるんですよね。
狭さが熱量になる店もあれば、ただ窮屈なだけの店もある。
その分、席に着いた瞬間に答えが出ます。
椅子の沈み方。
テーブルの距離。
隣席の会話の刺さり方。
そして、自分の肩が無意識に上がるか下がるか。
あさひでは、肩がすっと下がりました。
安心感というより、「あ、ここなら場は崩れない」という営業特有の納得でした。
▼席に着いた瞬間、静けさが“売り”だと気づく。
店内は落ち着いた空気が強めで、にぎやかさで押すタイプではありません。
また、焼肉屋特有の雑多な勢いよりも、ちゃんと整えられた感じが先に来ます。
この瞬間、自分は少しだけ見栄を張りたくなりました。
というのは、こういう空気の店に連れてくると、相手が勝手に「良い店を知ってる人」と解釈してくれるからです。
なお、その解釈に乗っかってしまうのが、承認欲求強めの営業マンの弱さです。
店員さんの距離感も、必要以上に踏み込まず、放置しすぎず。
このあたりの“間合い”が整っていると、会食の店としてはかなり強いです。
ただし、ここで一つだけ小さな違和感がありました。
店のテンポが、最初から少しゆっくりなんです。
急かされないのは良い。
一方で、こちらが時間に追われている夜だと、このゆっくりはリスクになる。
自分はその時点で、頭の片隅に「今日は注文の順番を間違えるな」とメモしました。
格好つけて“いい感じに頼む”より、タイムマネジメントを優先する。
営業マンって、こういうところだけ急に現実的です。
▼メニューを見て、最初の注文を考え直す。
焼肉ホルモンあさひの強みは、近江牛やタン、そしてホルモンです。
そして、メニューに並ぶ言葉がいちいち誘惑してきます。
十勝若牛タン。
近江牛の極上レバー。
名物ハラミの一本漬け。
ホルモン盛り合わせ。
ここで自分は、最初に「近江牛の良いところを一気に攻めたコースで格上げしよう」と思いました。
見栄です。
しかし、メニューを眺めているうちに、ふと家のことが頭をよぎります。
住宅ローン。
子どもの保育園。
週末の出費。
そして、残クレのアルファード。
そのため、喉元まで出かけたコースの注文を飲み込みました。
格好つけたいのに、現実が刺してくる。
この瞬間の自分は、たぶんちょっと情けない顔をしていたと思います。
そこで選んだのが、単品で“核”だけ押さえる作戦でした。
タンで様子を見る。
レバーで店の本気度を見る。
ハラミで満足の山を作る。
ホルモンで余韻を伸ばす。
営業の提案書みたいな頼み方ですが、こういう組み立ては失敗しにくいです。
そして、相手にも説明がつく。
「まずタン行きましょう」って言えると、場がスムーズに動くんですよね。
なお、家族連れで行くなら、最初にご飯ものの確保も大事だと思いました。
子どもは肉の繊細さより、腹落ちする“主食”で機嫌が決まるので。
▼最初の一杯で店の方向性が見える。
ビールを頼むとき、赤星があると少し嬉しくなります。
また、赤星って、選ぶだけで「分かってます感」が出るので、見栄っ張りの自分には都合が良い。
ところで、この“分かってます感”は武器でもあり、油断でもあります。
赤星で始めた瞬間、気持ちが緩んでしまう。
そして、緩んだところで注文ミスが起きる。
だから今日は、赤星を飲みながらも、頭は冷静でいようと決めました。
味はしっかり、苦味は穏やかで、焼肉の脂を受け止めるにはちょうどいいです。
この時点で「今日は勝てそう」と思う自分が、またちょっと単純で笑えます。
▼十勝若牛タンは、量と弾力が“会話のきっかけ”になる。
最初に入れたのは、十勝若牛タンです。
タンは、焼肉の序盤に置くことで、その日のテンポを決めてくれます。
そして、十勝若牛タンは弾力が強く、噛んだ瞬間に肉の反発が返ってくるタイプでした。
量としては、一枚一枚がしっかりしていて、軽い前菜感覚では終わりません。
味は、あっさり寄りなのに、旨みが芯に残る。
特徴として、噛むほどに甘さが出て、塩だけでも十分に成立します。
向いている人は、タンを“食感込みで楽しみたい”人です。
一方、柔らかさだけを求める人には、少しだけ硬派に感じるかもしれません。
ただし、この硬派さが会食では便利で、相手が「お、いいタンだね」と反応してくれると、その一言で場が温まります。
営業の現場だと、こういう一言が本当にありがたいんです。
料理の感想が出ると、会話が自然に流れるので。
▼極上レバーは、好みが分かれるのに、頼みたくなる。
次に頼んだのが、近江牛の極上レバーでした。
正直、レバーはリスクです。
なぜなら、苦手な人が一定数いる。
そして、苦手な人の前でレバーを頼むと、こちらが変な空気を背負う。
そのため、本当は会食だと避けがちです。
ただし、今日は自分の中で「店の本気度を測りたい」という欲が勝ちました。
格好つけない本音を言うと、レバーを上手く扱える店は、他もだいたい強いからです。
口に入れたときの質感は、しっとりしていて、雑味が少ない。
量は“満腹の山”を作るというより、記憶に刺すための一皿です。
味は濃厚で、脂の甘さが短い距離でドンと来ます。
特徴は、焼きすぎると一気に世界が崩れる点で、ここが一番の注意点でした。
自分は最初、いつもの癖で「安心のために少し長めに焼こう」としたんですが、箸で触れた瞬間に“もったいない警報”が鳴りました。
焦って火を弱め、焼きの判断をやり直す。
こういう小さな逡巡が、店のレバーの良さを逆に証明してくれます。
向いている人は、レバーの濃さを肯定できる人です。
逆に、さっぱり派の人や、内臓の香りに敏感な人には正直向かないと思いました。
自分はレバー派なので刺さりましたが、万人受けはしないです。
この“万人受けしない感じ”が、好きな人にはたまらない。
▼名物ハラミ一本漬けで、欲がバレる。
名物ハラミの一本漬けは、頼むと場が少しざわつきます。
なぜなら、見た目が分かりやすく、テンションが上がるからです。
そして、テンションが上がると、営業マンの欲がバレます。
「盛り上げたいんだな」って。
量は、しっかり主役級で、これ一つでテーブルの中心ができます。
味は、漬けの香りが先に立ち、噛むと肉の旨みが追いかけてくる。
特徴は、焼きの工程が“イベント”になるところで、ここで店員さんのサポートがあると安心感が増します。
この時、自分は周りの席の注文が耳に入ってきました。
隣のテーブルがホルモン盛り合わせを頼んでいて、店員さんが部位の説明をしている。
その声を聞いた瞬間、心が揺れました。
「ホルモン、先に行くべきだったかも」と。
ただし、ここで注文を増やしすぎると、結局は量を読み違えて苦しくなる。
過去に何度もそれでやらかしています。
そのため、一本漬けを食べきってから次を考えることにしました。
この判断は、自分にとって珍しく大人でした。
とはいえ、食べている途中で、ホルモン欲はずっとチラついていました。
人間、欲には勝てないです。
▼ホルモン盛り合わせは、店の“やさしさ”が出る。
結局、ホルモン盛り合わせも頼みました。
我慢できませんでした。
家ではいい父親ぶっていても、外食の場では欲が勝つ。
こういうところが自分の弱さです。
ホルモンは、部位によって食感も脂も違うので、盛り合わせがある店は初心者にも優しい。
また、会食で「どれ頼む」と迷う時間を減らせるので、場のテンポも守れます。
量は、いろいろつまめる分、想像より腹に溜まります。
味は、脂の甘さと、部位ごとの香りが交互に来て、飽きにくい。
特徴は、焼きが雑だと一気に臭みが出る可能性がある点で、ここも注意が必要です。
自分は最初、勢いで網に乗せすぎてしまい、焼き場が混雑して軽くパニックになりました。
「あ、これ、会食でやったら地味に恥ずかしいやつだ」と思い、すぐにペースを落とす。
焼肉の失敗って、大事件ではないのに、地味に自尊心を削ります。
そのため、ホルモンは少量ずつ、焼けたものから食べるのが正解でした。
向いている人は、脂の甘さを楽しめる人です。
一方、胃が弱い人や、脂が重く感じやすい人は、タンや赤身を間に挟みながら調整した方がいいです。
自分ももう若くないので、途中で水を挟みました。
格好悪いけど、こういう自己管理が大事です。
▼土鍋ご飯の誘惑で、また計算が狂う。
焼肉屋で白米を頼むかどうかは、その日の自分のコンディション次第です。
そして、営業の夜はだいたい疲れているので、糖を欲します。
土鍋ご飯という言葉を見た瞬間、理性が少し負けました。
ただし、ここで一つミスがありました。
自分は「土鍋ご飯は締めで頼めばいい」と考えていたんです。
ところが、肉を食べ進めるうちに、白米の“受け皿”が欲しくなって、結局途中で頼むことになりました。
この判断変更が、地味に胃袋の配分を狂わせます。
量は、想像よりしっかりで、軽い締めにはなりません。
味は、ふっくらしていて、肉の脂を受け止める強さがある。
特徴は、焼肉の濃い味を一度リセットしてくれる点で、会食の終盤に空気を整えるのにも使えます。
向いている人は、焼肉を“ご飯と一緒に完成させたい”人です。
一方で、肉だけで突っ走りたい人には、少しだけテンションが落ちるかもしれません。
自分はご飯派なので、むしろここで気持ちが締まりました。
そして、締まったはずなのに、また肉を追加しそうになる。
このループが人間です。
▼接客の質は、派手ではなく“崩れない”。
接客は、過剰な演出で持ち上げるタイプではありません。
しかし、崩れない。
この“崩れない”が、営業には一番ありがたいです。
また、距離感が整っていると、こちらも変に気を遣わずに済む。
そのため、相手との会話に集中できる。
ただし、店のテンポがゆっくりな場面があるので、時間がタイトな日は注意が必要です。
自分はこの日、提供が少し遅めに感じた瞬間があり、「やば、次の予定間に合うかな」と心がざわつきました。
ところで、こういうざわつきが表に出ると、会食は崩れます。
だから笑って誤魔化す。
そして内心で焦る。
営業マンの弱さって、だいたいここにあります。
そのため、初回で会食利用するなら、余裕のある時間帯か、最初からコースに寄せる方が安全だと思いました。
逆に、家族でゆっくり食べるなら、このテンポはむしろ心地いいかもしれません。
▼個室の期待は、過信しない方がいい。
個室の有無は、情報として表記が揺れている印象があります。
そして、個室があると思って行って、実際は半個室っぽい仕切りだった、というのはよくある話です。
自分は「個室なら勝ち」と短絡的に考えがちですが、今日は一度落ち着きました。
なぜなら、会食に必要なのは完全個室だけじゃなくて、声が漏れにくい距離感と、席の配置だったりするからです。
ただし、絶対に個室が必要な接待なら、予約の段階で席種を確認した方がいいです。
これは本当に。
自分も過去に「個室って書いてあったのに」案件で冷や汗をかいたことがあります。
あの瞬間の胃の痛さは、思い出すだけで嫌です。
そのため、久屋大通 焼肉で個室を軸に探す人は、あさひを候補に入れつつ、席の確認をセットでやるのが正解だと思います。
▼立地と駐車場は、ファミリーには小さな壁になる。
東区 泉という立地は、雰囲気的には強いです。
一方で、車で来る人には少しだけ不便があります。
駐車場がないので、近隣コインパーキング前提です。
アルファードで来る自分からすると、狭いコインパーキングに入れる瞬間が一番ストレスです。
格好つけて店選びをしても、最後に駐車で汗をかく。
このギャップが、地味にダサい。
また、子ども連れだと、雨の日にこの移動が面倒になります。
そのため、ファミリーで行くなら、天気のいい日か、タクシーを使う日が楽だと思いました。
ただし、歩ける距離に慣れている大人同士なら、この立地はむしろ“街の良さ”になります。
夜の泉は、空気が少し大人です。
▼ランチの使い方は、営業マンの味方。
焼肉 ランチ 名古屋で探している人にとって、ランチがある焼肉屋は頼れます。
なぜなら、夜ほど重くない予算で、店の実力を確認できるからです。
また、昼の利用は、夜の会食前の“下見”にもなります。
自分はこういう下見が好きです。
というのは、下見をしておくと、夜に自信を持って連れて行けるからです。
なお、自信は営業の武器であり、同時に見栄の燃料でもあります。
あさひは昼の時間帯もあるので、まず一人で行って、タンや肉の質、店のテンポを掴む。
そして、夜に会食で使う。
この流れはかなり合理的です。
ただし、昼と夜で支払い条件などが変わるケースもあるので、そこは確認した方がいいです。
自分も「カードいけると思ったのに」みたいな恥は、もう増やしたくないので。
▼この店が向いている人、向かない人を正直に言う。
焼肉ホルモンあさひが向いているのは、雰囲気も味のうちだと思える人です。
また、タンやレバー、ハラミ、ホルモンといった“部位の個性”を楽しめる人です。
そして、近江牛 焼肉 名古屋という文脈で、ちゃんとした肉を食べたい人には刺さります。
一方で、向かない人もいます。
正直、提供が超スピーディーで、ガンガン回転する焼肉を求める人には合わないかもしれません。
また、駐車場が必須の人には、立地が壁になる可能性があります。
そして、レバーやホルモンが苦手な人が多いグループで行くと、店の魅力を活かしきれない。
自分は内臓系が好きなのでテンションが上がりましたが、内臓が無理な人には、ここは好みが分かれると思いました。
この“好みが分かれる”を受け入れた上で行くと、満足度は上がるはずです。
▼最後に、営業マンとしての結論を置いておく。
店選びで失敗したくない。
これは誰でも同じですが、営業は特に失敗が怖いです。
なぜなら、店の失敗がそのまま信頼の失点になるからです。
そのため、自分はいつも保険を探してしまう。
焼肉ホルモンあさひは、その保険になり得る店でした。
落ち着いた空気があり、肉の芯があり、タンや近江牛、ホルモンで話題も作れる。
そして、久屋大通や高岳のエリアで、ちゃんとした焼肉を探している人にとって、選択肢として強い。
ただし、テンポがゆっくりに感じる瞬間や、駐車場がないこと、個室の扱いの確認など、事前に潰しておくべきポイントもある。
この“事前に潰しておく”が、失敗しない営業型ライターの本分です。
格好つけるために店を選ぶんじゃない。
格好つけなくても崩れないために、店を選ぶ。
自分は結局、その程度の小心者です。
でも、その小心者が安心しておすすめできる焼肉があるなら、それは誰かの助けになると思っています。
次に行くときは、最初から時間に余裕を作って、タンとホルモンの間に赤身も挟んで、土鍋ご飯のタイミングをちゃんと計算して。
そして、最後は「連れてきてくれてありがとう」と言われたい。
承認欲求丸出しですが、それが自分の仕事の燃料なので、今日も黙って認めます。

