地下街のラーメンというと、正直なところ、過去に何度かハズレを引いてきた経験がある。
ライターナカムラ
ライターたかちゃん
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ライターナカムラ
今回訪れた名古屋・名駅の「ユニモール地下街」にある「麺とギョーザと中華めし ブルース飯店」は、そのジンクスを覆すかどうか確かめたくて足を運んだ店だ。
レバニラにラーメンに餃子、揃っているものが分かりやすく、価格も財布に優しい。
気構えなく食べられるという意味では、俺が求めている「普段の飯屋」に近い。
果たして実力のほどはどうか。
基本情報
| 店名 | ブルース飯店 |
|---|---|
| 住所 | 愛知県名古屋市中村区名駅4-5-26 ユニモール地下街 |
| 営業時間 | 11:00〜22:00 |
| 交通手段 | 名古屋駅/国際センター駅から徒歩約3分(ユニモール内・9番出口すぐ) |
| 支払い方法 | カード可(VISA/JCB/Diners) 電子マネー可(交通系・iD・QUICPay) QR決済可(PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY) |
| 予約の可否 | 予約不可(席のみ) |
| お問い合わせ | 052-462-9995 |
グーグルマップ
設備
| 席数 | 17席(カウンター6席+2名テーブル×6) |
|---|---|
| 個室 | 無し |
| 貸切 | 可 |
| 喫煙 | 全席禁煙(喫煙専用室なし) |
| 駐車場 | 無し |
| 設備 | バリアフリー/電源あり/車椅子で入店可 |
| お子様連れ | 可(お子様連れ歓迎) |
ユニモール地下駐車場が使えます
メニュー
| スタミナラーメン | 950円 |
|---|---|
| 醤油ラーメン | 800円 |
| 白胡麻担々麺 | 980円 |
| キムチラーメン | 950円 |
| レバニラ炒め | 880円 |
| 麻婆豆腐 | 800円 |
| 餃子 | 900円 |
| 唐揚げ | 850円 |
| 海老チリ | 1,100円 |
| チンジャオロース | 1,000円 |
ラーメンは「醤油ラーメン」と「スタミナラーメン」の2種類が主力で、スタミナラーメンの価格は950円、醤油ラーメンは800円。
名駅の地下街という立地を考えれば、十分に安価な価格帯だと思う。
一品料理は、レバニラ炒め、麻婆豆腐、海老チリ、チンジャオロース、唐揚げなどなど町中華の定番がきちんと揃っている。
デザートに胡麻団子、アイスクリーム、季節のシャーベットと豊富にあるのも嬉しいポイント。
夜はドリンクメニューも展開していて、生ビール、ハイボール、焼酎、中国酒など。
定食セットあり。1,000円前後で主菜+ご飯+スープ付き
実食
今回注文したのは「スタミナラーメン」と「餃子」だ。
店内に入ると、思っていたよりコンパクトな空間が広がっていた。
カウンターとテーブルがぎっしりとまとまっていて、厨房との距離が近い。
厨房の熱気が体に伝わってくるくらいの距離感で、「ちゃんと中華を作っている現場」という感覚が最初からあった。
着席してスタミナラーメンと餃子を注文する。
しっかり食べたい時は一品料理を追加すると満足度が上がります
提供は早い。
5分も待たないうちに料理が目の前に揃った。
スタミナラーメンが運ばれてきた瞬間、まず目に入るのはそのビジュアルの力強さだ。
醤油ベースのスープの上に、レバニラ炒めがどかんと乗っている。
ニラともやしの緑と白、レバーの濃い茶色が重なって、見た目から既に「腹が満たされる予感」がある。
スープをひと口すすった。
醤油の角が立ちすぎず、やさしい旨みが先に来る。
あっさり系の醤油ベースで、それ単体でもきちんと飲み干せる味わいだ。
そこにレバニラの炒め汁とにんにくの香りが少しずつ溶け込んでいくことで、スープの表情が途中から変わっていく。
食べ進めるほどにスタミナ系の力強さが増してくる。
麺は細めで、プリッとした歯ごたえがある。
低加水に近い引き締まった印象の麺で、スープとの絡みは良い。
啜った瞬間に喉ごしが気持ちよく、一本一本の存在感がしっかりある。
麺を持ち上げるとスープがちゃんと絡んで持ち上がってくる。
レバーは下処理が効いているのか、臭みがほとんどない。
柔らかすぎず、かといってパサつきもなく、噛むとじんわりと旨みが広がる。
ニラともやしのシャキシャキ感が残っていて、炒め具合のタイミングが悪くない。
甘辛のたれが全体をまとめていて、レバニラとして単体で食べても成立する味の仕上がりだ。
餃子は焼き目がしっかりとついた大ぶりなサイズで、表面のパリッとした食感が印象に残る。
ひと口噛むと中から肉汁が出てきて、胡麻脂の香りがふわっと広がる。
皮は薄すぎず厚すぎず、中の肉だねとのバランスが取れている。
つまみとしても食事の一品としても振れる使い勝手の良さがあって、ラーメンと一緒に頼む人が多いのは納得がいった。
料理の考察
スタミナラーメン
スタミナラーメンの構造を改めて考えてみると、この一杯は「醤油ラーメン」と「レバニラ炒め」というふたつの料理を単純に組み合わせたものではないと感じた。
レバニラ炒めの甘辛い炒めだれが、食べ進めるうちに醤油スープに溶け込んでいく。
最初はあっさりとした醤油スープとして始まり、食べ終わりに近づくほどスタミナ系のコク深さに変わっていく。
この「スープの変化」が、この一杯を食べ続ける動機になっている。
一般的なラーメンはスープの味が最初から最後まで一定だが、スタミナラーメンはそうじゃない。
途中で味の輪郭が変わるというのは、食べていて飽きない設計になっている。
コクとにんにくの香りが後半に強くなることで、「もう一口」という気持ちが続く。
醤油ラーメン
醤油ラーメンは今回、実食していないが、レビューの傾向から「王道でクセがない」という評価が多い。
スタミナラーメンのような主張の強さではなく、あっさりとした昔ながらの醤油ラーメンとして機能しているのだと思う。
どちらを選ぶかは、その日の気分と体の状態によって変わる。
ライターたかちゃん
ライターナカムラ
麻婆豆腐
麻婆豆腐についても少し触れておきたい。
オイスターソースを使ったまろやかな方向のレシピで、粒山椒の香りを立たせているという点から、辛さよりも香りと旨みを前面に出した仕上がりになっている。
激辛系ではなく、万人受けするまろやかさを優先した設計が、ランチ需要にはマッチしている。
ランチ
ブルース飯店のランチは、名駅エリアの「限られた時間で腹を満たしたい人」に向けて設計されている印象が強い。
ランチのメイン価格帯は1,000円前後で、定食セットを頼めばご飯とスープが付く構成になっている。
名駅周辺の飲食相場は総じて高めで、1,000円以下で定食を食べられる店はそれほど多くない。
その点では、価格帯としての競争力はある。
平日の12時過ぎはユニモール全体が混み合う時間帯で、ブルース飯店のランチタイムも一人客を中心に席が埋まっていく。
「レバニラ定食」の注文率が目立つという声が実際のレビューにもあり、昼に炒め物と白飯の組み合わせを求める客層に刺さっている一品だと分かる。
レバニラ炒めはご飯が進む味付けで、ニラともやしのボリューム感もあり、腹持ちという観点では満足度が出やすい。
仕事の合間の昼飯として、「ちゃんと食べた感」が欲しい人には向いている。
提供スピードが早い点も、ランチ利用では大きな評価ポイントになる。
注文から5分前後で料理が出てくるという声が複数確認でき、昼の時間を有効に使いたいビジネスパーソンやサラリーマン層にとってはストレスが少ない。
ただ、量については「満足感あり」という声と「料金の割に少ない」という声が両方あり、体感には差がある。
大食いの人や、ラーメン一杯でしっかり腹を満たしたいと考える人には、プラスで一品頼むことを想定しておいたほうが安全かもしれない。
俺個人の感覚では、スタミナラーメン+餃子の組み合わせで腹八分から九分といったところだった。
ランチ帯は混みやすいですが、提供が早いのでそこまで待ちません。
ハッピーアワー
ブルース飯店の夜使いについて、特筆したいのは「ちょい飲み」への対応力だ。
生ビール、ハイボール、焼酎、中国酒というドリンクラインナップに加え、餃子、レバニラ炒め、麻婆豆腐などの一品料理がそのまま酒のつまみとして機能する。
実際のレビューでも、「餃子と枝豆とビールの組み合わせがちょうどいい」という声があり、仕事帰りに一杯引っかけて帰るという夜の使い方が成立している。
地下街立地という点も、雨の日や寒い季節に外を歩かずに飲みに行けるという意味で、夜の「ちょい飲み」需要に合っている。
ディナーの予算感は1,000円〜1,500円が主力で、しっかり食べて飲んでも2,500円程度という価格設計は、一人飲みの財布にはちょうどいい幅だ。
居酒屋として腰を据えるというよりは、食事のついでに一杯飲んでサクッと帰る、そういうテンポ感で使うのが向いている。
ユニモール地下街という立地は、終電を意識しながら飲みたい人間にとっては抜群の安心感がある。
名古屋駅から歩いてすぐという距離感は、「乗り過ごしたくない」という地方出身のサラリーマンにとって、実は店選びの大きな基準になる。
店の雰囲気
ユニモールの飲食エリアを歩いていると、中華の香りを辿って自然と視界に入ってくる店構えがある。
外観は「ザ・大衆中華」という派手さはなく、「麺とギョーザと中華めし」という看板の文字がシンプルにそこに立っている。
新ブランドらしい清潔感はあるが、敷居の高さは感じない。
ふらっと入れる雰囲気が、最初の一歩を踏み出しやすくしている。
店内はコンパクトで、17席前後という規模感だ。
カウンター席とテーブル席がぎゅっと詰まっていて、隣との距離は近い。
プライベート感はほぼないが、そもそもこういう店に静けさを求めてくる客は少ない。
厨房が近いため、炒め物の音や油の香り、鍋と火の熱気が客席にまで届いてくる。
「中華を作っている現場にいる」という感覚が常にある。
これが好きか苦手かで、この店の向き・不向きが分かれる気がした。
ライターたかちゃん
むしろ、その騒々しさが飯を旨くしてくれる部分がある。
会社員やサラリーマン、買い物ついでの人など、名駅という立地を使っている層がそのまま流れ込んでくる店だ。
静かに二人でゆっくり話したい、という使い方には向かないが、一人でサッと食べたい、という使い方なら最初からこの店がしっくりくる。
評価レビュー
ブルース飯店を総合的に評価するなら、「普段使いの中華」として「完成度が高い店」という結論になる。
味の評価は全体的にポジティブで、価格に対する満足度が高いというレビューが複数ある。
価格は高くないのに味は本格的、提供スピードも速くて満足度が高い。
店のコンパクトさ、厨房との距離感、テンポの速い空気感は、一人で食べに来る人間には向いているが、のんびり話しながら食べたい人には合わない。
この向き・不向きを事前に理解した上で来店できれば、期待を裏切られる可能性はほぼないと思う。
2024年11月開店と比較的新しい店であり、SORA GROUPという運営実績のある企業の業態として、メニューの完成度や価格設計が最初から整っている点は強みだ。
新店にありがちな「まだ仕上がっていない感」がなく、初訪問でも安心して頼めるメニュー構成になっている。
駐車場については、店舗専用の駐車場はなく、ユニモールの地下駐車場や周辺の有料駐車場を使うことになる。
まとめ
ブルース飯店は、「決まった曜日に、決まった席に座って、決まった一杯を頼む」という習慣が自然と生まれやすい店だと思う。
名駅を使う人間なら、ユニモールを通る機会は週に何度もある。
- 雨の日でも傘がいらない
- 電車を降りてすぐ入れる
- 一人でも気兼ねなく座れる
この三つが揃っている店を、俺はそんなに多く知らない。
昼にさっとスタミナラーメンを流し込んむ日もあれば一品を追加してちょい飲みする夜もある。
そんな使い方ができるところもこの店の魅力だろう。
初めて来るなら、まずスタミナラーメンと餃子から入ることを勧める。
この二品を食べれば、この店が何者かが分かる。
気に入れば、次はレバニラ炒めの定食、その次は夜に生ビールと餃子、という形で少しずつ使い方が広がっていく。
そうしているうちに、気づいたら「いつもの店」になっているはずだ。
ユニモールを通る機会があれば、通り過ぎずに一度入ってみてほしい。

